パン屋さんを独立開業するのに必要な機械って?~パート2~

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パン屋厨房

こんにちは!

先回のパート1では、とにかくパン屋さんって投資が物凄くかかるってお話をしましたが、もう少し必要な機械があるので今回お話ししますね。お金も、もうちょっとかかります(涙)

シーター

まず最初はリバースシーターという機械を紹介します。この機械は主に折り込み作業に使用する機械です。

では何を折り込むの?と言いますと、皆さんがよくご存じのところでクロワッサン。何層にも生地が重なっていますよね。これは生地にバターやシートを折り込んでパン生地に層を作っていく作業をしているためなんです。上下にローラーが2つ付いており、ベルトが左右に動くことで生地を転圧していきます。ローラーの幅を調節しながら折っては伸ばしを繰り返すことで生地に層が出来ていきます。リバースシーターが無くても自力で折り込み作業は出来ますが、時間と精度、あとは量産を考えると賢明ではありません。あった方が良いでしょう。価格は100万前後します。卓上タイプはもう少し安いはずです。(200V)

分割器お次は分割丸め機です。この機械はパン屋さんにとって非常にありがたい機械の一つです。小物のパンですと一つあたり40~50グラムくらいで昔は手で分割していました。この機械は写真の黄色い盤に生地を乗せボタンをポチッと押すだけ。黄色い盤に約30くらいの丸い溝がついており40グラムの生地が必要なら40グラム×30個で1200グラムの生地を計って乗せて押すだけの優れもの。自動で分割と丸めの両方をやってくれます!ただ大きな生地は出来ませんのでご注意を!価格は200~300万位です。高価なだけに助かります。全自動タイプから半手動タイプまであり。(200V)

モルダー

この機械はモルダーと呼ばれる機械です。なんだか変な形をしていますが、先ほどお話ししたリバースシーターのようにローラーが付いており生地を転圧し生地中のガスを抜いて生地をロールする機械です。(写真上部から生地を投入しベルトでロールしながら中央部の受け皿に出てきます)食パンなど生地から棒状に成形したい生地まで転圧幅やロール幅を調整できるので便利です。手でもできますが、均等にガス抜き出来るのであると便利です。価格は100万位です。(200V)

スライサー

こちらはおなじみのスライサーです。パン屋さんでスライスを注文された方なら見たことがあるかもしれません。言うまでもなく必需品です。

お好みの暑さにスライスできよく切れますのでケガには要注意です!全自動もあるようですが写真のタイプの手動式で十分です。

価格は10万程度です。(100V)

フライヤー

こちらはフライヤーという揚げ物をする機械です。パン屋さんならドーナツやカレーパンなど揚げなくてはなりません。この機械の便利なところは一度にたくさんしかも安全に揚げられることです。温度もサーモスタットで一定に保ってくれます。電気式とガス式があります。油槽の大きさも様々で18ℓ~ありますし2槽式や卓上タイプもあります。生産量や揚げたてを出し続けるお店によって必要かどうか判断してください。価格は10万~あります。(ガスまたは200V)

台下冷蔵庫

最後に台下冷蔵庫と冷凍庫です。この機械のいいところは作業台になるところです。1台2役って感じです。特にスペースのないお店などは縦型の冷蔵・冷凍庫を置けないお店もあるかもしれません。でもこの台下冷蔵・冷凍庫なら大丈夫。サイズも様々あります。価格はピンキリなのでハッキリと言えませんがカタログの定価はあってないような金額です。左の写真のようなタイプであれば20万円台でしょう。(100V)

ストッカー

左のストッカーは冷凍庫です。通常の冷凍庫より温度が低いのが特徴です。縦型などは開閉が多いと冷気が逃げて冷えにくいですが、ストッカーはしっかりと凍ります。スペースに余裕があればあってもよいでしょう。

価格もサイズよって違うので調べてみてください。そんなにバカ高くないはずです。(100V)

パン屋さんに必要な機械って沢山あることがお分かりいただけたでしょうか?しかも高いって!

先回と今回の機械を全部足しただけでも田舎に家が建っちゃいます(笑)

開業と機械選びはくれぐれも慎重にしっかりとした準備が必要です!

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