あなたはパンをどうやって選んでいますか?
焼きたて?見た目?お店?それとも適当?
実は美味しいフランスパンには見極めが必要なんですね。焼きたてなら全て美味しいと思っていませんか?本当はそうではないんです。パンにも食べる旬みたいなものがあるんです。実はフランスパンは小麦粉・塩・水・イーストのみで作られているため、とってもシンプルです。さらにパンの中でもヘルシーなのがフランスパン!
しかしシンプルが故にフランスパンを見ればその店のレベルが分かるとも言われるほど実は技術が必要で奥が深いのもまたフランスパンなんです!
さらにフランスパンには様々な種類があるのをご存知でしょうか?一つの生地から形を変えて色んな呼び名に変身するのもフランスパンの面白いところ。ちょっとご紹介しますね。
フランスパンの種類
- 「パリっ子」という名前の最も長くて太いパン。長さは60・70cmにもなります。
- 「棒」という名前の細身のパン。フランスで最もよく食べられているパンです。
- 「中間の、合いの子」という名前。バゲットと同じ生地重量ですが太く短く成型します。
- 「切られた」という名前の、クープ(切れ目)が1本だけ入ったパンです。
- 「丸、ボール」という名前。パン職人を表す「ブーランジェ」の語源でもあります。
- 「きのこ」という名前。ユーモラスな形が印象的な小型パンです。
と、こんな感じでたくさんの種類があるんですね。
因みに焼く前はこんな感じ。
愛情込めて作ったパン生地。。。かわいいですね(笑)
これにクープと言われる切れ込みを斜めに入れて焼くんですよ。そうすることによって生地が膨らんでボリュームが出るんですね。
ポイント1 フランスパンの裏側を見てみよう!
美味しいフランスパンの裏側は、中央だけ濃い焼き色が付きます!実はこれ、成型する時の力加減によるものなんですよ。
上手な人が成型すると、焼く時に中央だけが釜に当たり、端は浮くので、このような焼き色になります!
是非チェックしてみてくださいね。
ポイント2 焼き色をチェックしよう!
焼き色は三段階あります。
クープを入れた部分が一番薄い色。
全体が次に濃い色。
クープでカリッとなっている部分が一番濃い色。
また焼きたてはパチパチと音がするんですよ!
ポイント3 パンを半分に切って内装を見てみよう!
半分に切ってみると、成型が上手か分かります!
パンの断面に大小様々な気泡が表れているものが良いとされています。
気泡が食パンのようにきめ細かかったり、大きな穴になっているものは、成型や焼成に問題ありです。難しいですねー。
ポイント4 食べごろを知る!
ここが今日の最大のポイント!食べごろです。意外と知られていませんがパンには食べごろがあります。パン屋さんはもちろん知っているはずですが、ほとんどの日本人は知りません。
こんな記事がありました。
パンが一番美味しい瞬間を問われると、100人中95人の日本人が、「焼きたて」と答えます。
さらにこんな記事も。
実は焼きたては美味しくない?
『焼き立て』 = 『美味しい』→ これが『焼き立て信仰』です。
だだ、残念な事にこの信仰は日本特有だそうです。
実は、殆どのパンがこの方程式には当てはまらないのです。
「焼き立て」は決して「食べ頃」では無いのです。
焼けたばかりのパンって、外は硬すぎて、中は柔らかすぎて、噛みつくとペチャンコにつぶれて口の中でダマになってしまうのが現実です。
パン本来のフワフワさやうれしくなるような薫りもそんなに感じられません。
イーストの醗酵臭もまだキツいし、歯にも良くないのですよ。温かくして食べたいのであれて食ば、冷めたものをトーストした方
が、ゼッタイ美味い
焼きたてNG?パン屋さんが断言する一番美味しい「パンの食べ頃」 – NAVER まとめより
冷めたパンが美味しい訳とは?
よく焼けた皮の芳ばしい香りが、冷める時間と共にパンの内部に浸透していきます。
組織もだんだん落ち着いてパン本来の弾力が生まれる。
内部に残る水分は外へ向かい、外と中の硬さの差はほどよい折り合いをつけて一体化し始めるのですよ。
焼きたてNG?パン屋さんが断言する一番美味しい「パンの食べ頃」 – NAVER まとめより
ではフランスパンはいつが美味しい食べごろなのか?
実はフランスパンは焼いてから2~3時間後が一番美味しいと言われています。焼きたてももちろん美味しいですが焼きたては生地にこもった発酵時にでるアルコール臭が残っていたり内装に水分がこもっている為、少し落ち着いた2~3時間後くらいが美味しいんですね。
日本人はお米の文化があるために炊き立てのごはんというイメージがありパンも焼きたてを好むのだと思います。一概に焼きたてがダメというものではないですし、もちろん焼きたてが美味しいパンだってありますから。。。
なるほどーと思った方は実際に食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんよ。
是非やってみてくださいね。
大手飲料メーカーで新規開拓を中心に7年間営業職として勤務した後、29歳でパンの道へ
約4年間修業した後に
平成21年、地元見附市で「しあわせパン工房パン・ド・ネイヴル」を開業
地域密着を念頭に置き、地産池消を心掛け「みんながハッピー」になれるお店づくりを目指します!
平成26年5月には長岡市喜多町にベーカリー&イタリアンレストランDOLCE VITAをOPEN!!
平成28年4月、長岡市殿町にワインバル DOLCE VITAをOPEN!
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