店舗経営における部下教育の神髄。誰しも一度は悩み苦しんでいること。

シェアする

ダウンロード

今回は以前にも書いた「パン屋さんでおこりうる苦悩っていったい何?」の続編(パート4)として人の悩みについて書こうと思います。皆さんも社会に出て仕事をすると必ず直面する人間関係の悩み。いくら機械が発達しても最終的に操るのも、また人間。2人以上が集まれば必然的に何らかが発生する。ビジネス(商売)においても上司と部下や先輩後輩の関係があり思うように人を動かせない。さて、どうするか。。。

マネジ

マネジとは「人を思うがままに動かす能力のこと」である。分かりやすく言うと教育担当と言ったところでしょうか。

では部下が思うがままに動いてくれるにはどうしたらよいのでしょうか?飲食店においては、まず土台であるオペレーションが出来る人が上に立てるのではないでしょうか。ここでいうオペレーションとは、ただ作業が出来るだけではありません。(もちろん作業が出来たほうが良いですが。)なぜなら作業は誰でもある程度までは出来るようになるからです。作業も出来て信頼できる人。これこそが真のオペレーターなのではないでしょうか。ただ部下の言うことを聞いてくれる「いい人上司」ではありませんよ。

このオペレーションが出来ないのに、アレやコレやと部下に指示しても説得力に欠けてモチベーションも上がらないのです。「○○さんは、偉そうに言ってるけど仕事できないよね」とか「○○さんって駄目だししか言わないよね」と言われるのが関の山です。

同じ目標・結果を設定し導く

では圧倒的にオペレーションが出来れば部下は動いてくれるのでしょうか?ここで必要なのが目標設定なのではないでしょうか。飲食店で言えば、例えば売上げ目標とか来客数目標とか、何かしらの共通目標がなければ意思一致出来ない。日々上司は同じ目標に向かって部下を導かなければなりません。部下のAさんは今、こんな現状。だから今月はこんな課題を与えて取り組もう。とか現状や現実をよく見て実践させて、問題があれば修正させる。あくまでもチームとして目標を達成するためにリーダーがいるのです。

よくありがちなのは上司が気に入った部下には色々と指示し、気に入らない部下は何もしない。気に入られた部下からすれば「何で私ばっかり無理難題を押し付けられるのだろう??私ばかりが、駄目だしされるの??」「○○さんには何も言わないくせに!」となりますよね。さらに気に入られない部下からは「私はどうせあてにされていない」とモチベーションを下げてしまう結果となります。これでは得るべき結果も得られずチームとしてはマイナスですし上司失格となるわけです。

部下に寄り添って見守る

上司に必要なのは部下を「見ていてあげること」です。部下に対して指示・命令したことが投げっぱなしで結果がどうなっているのか検証しない。良い結果が出たのか悪かったのかを精査しなくては、部下からすれば頑張っても頑張らなくても結果は一緒なのです。上司は部下に考えさせ行動させる。そして結果を見守る。このプロセスに着目しなければならないのです。結果として失敗しても良いのです。駄目出しは部下の自主性、行動を妨げます。失敗を恐れて行動しないくらいなら、どんどん失敗してもらった方が部下の成長にも繋がります。決して上司が部下に失敗しないように一から十まで指図してはいけないのです。部下が失敗したら「良かったね」と言ってあげられるくらい、愛と感謝の気持ちをもって接する方がうまくいくのではないかと私は感じています。

皆さんも一度は聞いたことがある有名な言葉として

山本五十六の名言があります。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

皆さん、どう感じましたか?

次回は「ほめない、叱らない、教えない」をテーマにお話ししようと思います。

ではでは。。。

スポンサーリンク
コメントの入力は終了しました。